創作意欲
今月はじめのブログでは「○○の秋」みたいなことも書かせていただきまして、
Facebookの投稿にも「創作の秋」なんてこともチラッと書いておりましたが・・・。
実は私が今、相談の仕事をさせていただいている場は
障害をお持ちの方が好きな時に来て自由に過ごせる場でもありまして、
定期的に様々な活動や行事も行っております。
そして、この時期は恒例で文化祭的なものをするんですね。
皆さんが日頃、ご自分の趣味だったり、何かの活動だったりで取り組まれた作品を、
思い思いに持ち寄っていただいて、約1ヶ月ほど展示し、
また思い思いに鑑賞して楽しんでいただくという、そんなイベントです。
で、私が数年前に出品させていただいたのが、コレです。

(アイキャッチ画像はちょっとだけ別角度にものになります)
そう、あの有名な天空をさまようお城に居るかわいそうなロボットさん(のつもり)です。
百均のカラーアルミワイヤー(これ、アルミなので軟らかくてかなり自由に造形ができて、いいんですよ)を使って、
頭の中のイメージだけで勢いで仕上げた感じです。
それでも結構な時間がかかってしまったので、
それ以降、なかなかそこまで取り組む時間もできなくて、
それからワイヤーアートには手が出せてなかったんですよね。
それでも、いまだに次を期待する声もいただきますし、
そろそろ、これを上回るものを創れたらな、と思いまして、
「創作の秋」だった訳です。
・・・で、
その結果がどうなったかというと・・・

「今はこれが精一杯」(悔)
例の眼の件もあり開催期間中には間に合いませんでした(泣)。
(包み隠されている部分も、ちゃんと立派な骨格はあるんです。が、まる見えだと完成部分との密度があまりにも違い過ぎて非常にアンバランスなため、「今まさに包みを破って出現しかけている雰囲気」に取り繕わせていただいております)
何が誕生しようとしているかは、何となくお分かりいただけますでしょうか。
来年の今頃にはきっと完全体になっていることでしょう。

ただ、必然的にとはいえ、久々にこうやって創作に取り組む時間をいただけることになったのは、とてもありがたいことでした。
というのも、その時間は、本当に無心になれるんです。
瞑想に入っている時の状態に近いのかもしれません。
時間が経つのも忘れるくらいに、ただひたすらに作品とだけ向き合う時間。
普段の自分の心の中が、いかにおしゃべりなのかが実感できます。
そして、ふと我に返ると、
身体に若干の疲労感はあるものの、
心は何だか心地のよい、とても落ち着いた感じがします。
これが、いわゆる瞑想的なものの効果ということなのかな、とも思ったりしながら。
・・・ということで、
ちょっと不完全燃焼な「創作の秋」とはなりましたが、
結果として得られるもの以上に
過程そのものの中にも大切なことが含まれている
ということに改めて気付かせてもらえた
有意義な秋のひとコマでした。
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