カウンセリングの効能 ③

 

前回述べました、「心の体質改善」を行うと、様々な効果が得られます。

その一つが、周囲との人間関係に及ぼす影響ですね。

 

特に一対一だと分かりやすいですが、

私たちはお互いがお互いの反応に影響されます。

この時に心のクセなんかは明確に表れることが多いですから、

もしもネガティブめの強いクセがあったりすると、

(例えば、強すぎる他責・自責とか、被害的な思考とかですね)

相手にネガティブな作用を及ぼしがちです。

すると相手もそれに自然に反応して、

ネガティブの応酬になってしまったりします。

 

ただ、多くの人はそのことに気付かずに、

お互いに「そのネガティブのきっかけは相手からだ!」

と思い込んでしまうんですね。

そして何とか相手を変えようとします。

でも相手は相手でしっかりした別の人格ですから、

他人が強制的に変えることなんて、そうそうできません。

 

『事実に気付いて変わる必要があると自覚した自分自身』

を変えるほうが何倍も楽です。

そこで心のクセが改善されていけば、

ポジティブだって、お互いの反応に影響し合いますから

人間関係も自然と修復されていくというパターンがよくあります。

 

~次回、『カウンセリングの効能 ④』へ続きます

 

 

投稿者プロフィール

林 和(はやし やまと)
林 和(はやし やまと)くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
広島市全域で対面カウンセリングに対応いたします。またオンラインカウンセリングは全国(全世界)より承ります。

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