聴くこと(くれたけ#235)
【2024年9月のお題-2】(くれたけ#235) あなたのその「人気のヒミツ」は、何でしょう?どんなところでしょう?
プロフィールにも書いていますけど、私は基本的には内向型で無口です。
幼少期から、複数人で会話をしてても聴いてることが楽しいので聴くことに没頭してしまって、
話を振られると途端に焦って話すことを考えるけど、
適当なことは言えない性格でもあるので慎重にことばを選んでいるうちに
変な間が空いてしまうという…。
そしていざ話すと、なぜか会話がいったん終わってしまいがちでもありました。
そうやって会話のテンポが乱れるせいもあるんでしょうけど、
どうも、だれも考えてなかったような変なことを言うか、
無意識に会話をまとめてしまうか、ということも多かったみたいです。
このような面は、昔から間違いなく短所だと思ってて、
特に思春期あたりからは対人関係で本気で悩むようにもなりましたね。
その一方で、一対一だと「ちょっと聞いてくれる?」と、
他の人にはなかなか言えないようなことを相談されることも多かったんです。
かといって、それに対して特段、すごい解決策を示せるとか
そういうこともそんなになかったと思うので、
なんでみんな自分なんかにそんな内緒の大事な話をしてくるんだろうと
ずっと不思議に思ってました。
そのうち、やっぱりどうしても気になって、そのへんを何気なく
何人かに尋ねてみたことがあるんですね。
そうしたら、
「え、だって、絶対に他の人にペラペラしゃべったりせんやん。やけん安心して話せるわ」とか、
「なんか、ちゃんと聴いてくれとるんよね。いっつも穏やかで落ち着いとって、すごいフラットな感じ」とか、
「途中で口挟まずに聴いてくれて余計なこと言わんけん、話しながら自分なりに整理して考え直せる・・・かな?」とか、
だいたいそんな感じの答えが返ってきました。
それを聞いて、何か自分でも腹落ちするものがあったというか、
状況によっては、短所でしかないと思ってたものが逆転することもあり得るんだなと気づいたというか。
そのあたりから、だれかの相談を受ける、だれかの話を聴くというようなことが
自分の役割、自分の仕事みたいに思いはじめていたのかもしれません。
ということで、人気があるのかどうかは定かではありませんが、
誰にでもは話せないようなご自身あるいはご家族についての悩みを
私に継続してご相談いただけているのは、
そのあたりに理由があるのかな、と思う今日この頃です。
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